ドイツプロダクトのデザインとクラフトマンシップに感銘して
人間工学に基づき使いやすさを追求した設計と飽きのこないミニマルなデザイン。そして、ひとつの製品を修理しながら、長く使い続けていくという考え方に感銘を受け、ドイツプロダクトが好きになったNさん。
ご自宅には水栓をはじめ、家具や家電、クルマに至るまで数多くのドイツ製品が選ばれています。中でもグローエの水栓は以前から憧れていました。
Nさんがグローエ製品に初めて出会ったのは、海外出張先で訪れたホテルでした。「国産にはないクロームの輝きとデザインの美しさに魅了されましたね」とNさん。
ドイツのクラフトマンシップが息づく開発姿勢にも共感し、ますますグローエのファンになりました。
N邸のコンセプトは、クルマが主役のガレージハウス。ドイツプロダクトに囲まれながらも、黒を基調としたシックでモダンな住まいです。
ガレージ内のスロップシンクには、グローエの「エッセンス」を採用。色はブラッシュドハードグラファイト。
美しさと使いやすさを両立したキッチンで料理を愉しむ
LDKの主役であるアイランドキッチンには、セラミックの手触りと味わい深い表情があるLIXILのリシェルを採用。そこに、しなやかな曲線と精巧に刻まれたローレットが美しいグローエの浄水器一体型水栓を組み合わせています。カラーはセラミック天板に合わせ、マットな質感のベルベットブラックを選定しました。
「直感的に操作できるところが良いですね。水道水と反対側のハンドルを捻るだけで浄水が出せますし、シャワーと整流の切り替えも簡単です。水はねがしにくい点も気に入っています。」
野菜を洗う時はシャワー、お米を研ぐ時は整流とワンタッチで使い分けられる
以前の住まいにも別メーカーのビルトイン浄水器がついていましたが、カートリッジ交換が手間に感じてほとんど使用しませんでした。ビルトイン浄水器の使用感に少々疑念はあったものの、信頼のおけるグローエ製品ならと自邸に採用しました。
「ミンタ浄水器一体型キッチン混合栓」は、グローエの人気シリーズ「ミンタ」のモダンでスタイリッシュな雰囲気はそのままに、浄水カートリッジを水栓本体に内蔵した製品です。浄水カートリッジはLIXIL製。独自技術のセラミックフィルターが水道水に含まれる不要な物質を除去します。
「ハンドル部分を開けて、カートリッジを差し込むだけで交換できるのには驚きました。4人家族ですが、交換頻度は半年に1度程度。水を購入することもなくなり、ペットボトルを捨てる回数が大幅に減りました」とNさんが嬉しそうに語ります。
日本の技術力とドイツの美意識から生まれたトイレ
トイレもNさんがこだわった空間のひとつ。重厚感がありながらも軽やかな便座とフタを備えた便器が存在感を放ちます。
「国産にはないフォルムが好きですね。シンプルかつミニマルでありながら、存在感があるところが気に入っています。お客様にも『こんなトイレ初めて見た』と驚かれます」
N邸に採用されたのは、グローエのオリジナルトイレ「センシア アリーナ」。極限まで薄さを極めたメカニック部やシートデザイン、そして柔らかな曲線を描く筒状の陶器部。ドイツの洗練されたデザインと日本が培ったテクノロジーによって美しい形状が実現しました。
新素材の「アクアセラミック」や、着座したときに水が少量流れる「プレウォッシュ」、着座時にクラシック音楽が流れるなど機能も充実しています。
リモコンはアイコンを多用したユニバーサルデザイン。プロダクトデザインはドイツのグローエが担当。
毎日触れるからこそ、本当に気に入ったものを
N邸は、1階と2階にそれぞれに洗面台をしつらえています。ディープブルーのタイルが煌めく1階の洗面は、家族をはじめお客様も使う手洗い場。ブルーのタイルが爽やかな2階は、家族専用の洗面所です。
「1階の洗面は使用頻度が多く、家族以外も使うため、誰もが使いやすいようレバーハンドルが太めのデザインに。2階は家族が使用するので、気分が上がるような洗練されたデザインを選びました。どちらもクロームの質感と輝きが素晴らしいですね」
グローエの水栓はクロームの層が厚いため、汚れがつきにくい。軽く拭くだけで新品のような輝きに。
1階の水栓「ユーロスマートコスモポリタン」には、お湯の使いすぎを防ぐコールドスタート機能を搭載。レバーが吐水口と同じ位置にあるときは水だけが出ます。
また、水とお湯が切り替わる際にはクリック感を設け、使い分けが意識できるようにしました。
手触りがなめらかな泡沫水流。スパウトが高い位置にあるデザインでも水はねしにくい。
2階の「リネア」はミニマリズムとシンプリシティを追求したシリーズです。円柱形のボディから水平に伸びたレバーとスパウトは潔いまでにストレート。美しい佇まいで、シンプルながらも存在感を放ちます。
さらに、Nさんはこう語ります。「水栓は、毎日1度は必ず触れますよね。だからこそ、自分が本当に気に入ったものを選びました」
機能も意匠も妥協しない。ドイツのクラフトマンシップが日々の暮らしに豊かさをもたらします。